ハナグモ飼育日誌 一輪目
5/12
去年の秋から探していたハナグモ♀をついに見つけ、浮かれたのもつかの間。今度はエサをどのように調達するかという問題に苛まされることとなった。
唯一ハナグモを飼育していたblogの記事によると、飼育下でのハナグモは生餌を上手く捕食することができない、とのこと。それは擬態が上手くいっていないだけだろうとタカをくくり、用意したのはテラリウム。
大分広い…しかし擬態は成功している……
が、試しにハエを与えるも食べない……
ピンセットで口元へ持って行き、動かしてもスルー………(爬虫類の餌付けかよ)
花弁の上での待ち伏せ…もしや、鱗翅目、つまり蝶や蛾、蜂の類しか食べないのでは…?
5/13
ハナグモに同程度以下の大きさのマルカメムシとコバエを与えても一向に捕食せず、ついに餓死した。
擬態の面では問題がなかったため、考えられる線はエサの好き嫌いが激しいか、自分よりもはるかに小さいものしか狙わないか、の二つである。
本命はワカバグモとは言え、ハナグモもやっとの思いで見つけた愛着のあるクモであっただけに非常に悲しい。