日々の寝言

ひつじの見ている長い夢

採集日誌 2018/5/5 晴れ 風強め 15~18時 野球公園

 

 以前、11~12時に訪れたときにはたくさんいた蝶が見る影もなかった。が、複数のハネビロハナカミキリやカメムシにカゲロウなど多種多様の昆虫はいた。

 

【観察した生き物】

〇ハネビロハナカミキリ×2

(山にたくさんいる。平地では珍しい←ほんとか?)

 

〇アオカミキリモドキ

(ハムシの仲間と思ったらカミキリモドキだった。カンタリジンという猛毒をもっている。素手で触ってた。無知はほんとに恐ろしい。)

 

キマダラカメムシ

(九州より南にしか居なかった外来種、東京でも確認済み。珍しい発見ではなかった)

 

〇ホソハリカメムシ×2

(交尾中。最近見かけるカメムシほとんどつがいなの何?)

 

〇ハムシ×たくさん

(うんざり、種類多いし分かりにくいし調べる気にすらならない)

 

〇カゲロウ×3

(あんま儚さを感じなかった)

 

チャドクガの幼虫

(叢の足元にいた、よく見つけたな)

 

〇ヒメウラナミジャノメ×2

(どこにでもいるアイツ)

 

〇クサグモの幼体

(欲しいのは草じゃなくて若葉。成体は好みだから一応捕獲)

 

 

〇コシロカネグモ♀ 夏に成体

(第一関節が緑、第二三関節が黄色だったためオオシロカネグモと区別できた)

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〇オオシロカネグモ♀ 夏~秋に成体

(亜成体。捕まえたときは二匹ともオオシロカネグモの成体と幼体だと思ったが、なぜ同種のクモで成長の差があるのかという疑問が解決された)

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〇ウロコアシナガグモ

(亜成体。♀はエゾアシナガグモと見分けにくいが♂ならまず間違いはないだろう)

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【感想】

 カニグモは居なかったが造網性のクモは多く見られた、というか蜘蛛の巣が一つの植物に点在していてすべてを確認しきれない程だった。

 造網性のクモは巣やしおり糸が目立つため容易に発見できたが、だったら枯草の中のワカバグモを見つけられなかったのはなぜなのか(筆者は去年の秋から隙あらばワカバグモを探していた)

 

 

 山の方が平地よりクモが多いと思っていたが、単に昆虫が多い場所にクモがいるだけで、平野でもクモが多く見られる場所があることがよく分かった。

 

 

 ところで、クモの餌になる虫を40匹ほど見つけたものの、ついつい途中から飼育目的の採集になったため捕獲するのをやめてしまっていたが、クモがいなくなった場合の生態系の変化は大きいため、少しやりすぎなくらいに生餌を収集するべきだったと今になって気が付いた。次回からは気をつけたい。

 

 

 有毒生物だけは先に図鑑で調べてから採集に出かけよう

 

 

 河原や平野は大方採集して回ったので、次は山と山村、宇治田原町を目的地にしたい。