日々の寝言

ひつじの見ている長い夢

自作展翅版「スズメ展翅くん1号」

 タイトルの通り展翅板を自作しました。理由は、展翅版が高い(2~3000円ほど)、自作した方がサイズを調整できる上に安上り(500円ほど)だからです。

 

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(スズメ展翅くん1号と実際にコスズメを展翅したの図)

 

材料

・余り厚くない、好みの大きさの底板×2(片方を半分に切る)

・間に挟む厚み調整の木×2(長さを底板に合わせて切断 or 継ぎ木する)

・百均 or 何かの購入時に着いて来た発泡スチロール(展翅版の幅に合わせる)

これらを、底版、発泡スチロール、厚木、底版の順に、バランスを取って図のように木工用ボンドで組み合わせるだけで完成です。

 

 

 コスズメは小型ということと、ヤママユにも対応できるよう幅を2㎝(実物は2.2㎝)にしましたが、正直広すぎたのと、厚みの計算を間違っていたので、標本から針が大きく出ています。幅は1.4㎝、厚みは現在2㎝なので、2.8㎝にすれば身体の太い蛾でも針を刺したときに蝶と同じ具合になると思います。

 

 木材はパインを使いましたが、それなりに力を入れないと刺さらないのが、板が割れにくいという点ではメリット、最初のテープによる翅の固定に手間取るという点ではデメリットに働いています。